実は視写にも効果があったっ!?~プログラミング学習法~

朝の時間

中高生の皆さんは、朝登校してからの1時間目までの時間、朝読書や視写の時間を過ごしていたりするところが多いのではないのでしょうか。

高校生は、読書週間を身につけるための朝読書だけがほとんどかと思いますが、学校によっては視写の時間を重んじている学校もあるそうです。

かくいう私の場合は、中学時代は視写の時間を時折、朝の10分間くらいやったこともありましたが、皆さんはどうでしょうか…?

そしてこれら視写や朝読書をなぜ重要視する傾向があるのでしょうか…?

今回は視写という作業についてその謎に迫っていきます…!

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◇視写の基本は「見て書くこと」

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視写というのは簡単にいうと、お手本通りに書く作業のことを言います。

まあいわゆるお習字みたいなものですね。

お習字と違うのはこれは、シャーペンでただ黙々と書き写すという点で、字のきれいさはあまり要求されないという点です。

私も中学時代は時折書かされていましたが、正直この作業には意味が見いだせなかったのがとても印象に残っています…

だって書き写すだけですもんッ…!

そして丁寧に書け!というのならまだわかるのですが、ただ黙々と写せとのこと。

もはや謎が謎を呼ぶミステリー状態だったわけです…

◇ヒントは写経にあったっ!?

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でも視写をやる意味は、お寺なんかにある「写経」にヒントはありました。

視写をする意味って何っ…?

それは写経と同じで、集中力の向上と脳の活性化という目的があったのです。

この段階に至って、まず写経ってなんやっ…?っていう状況だと困るので、簡単に写経について解説すると、写経とはその名の通り、お手本となるお経を書き写すことです。

つまり原理は、視写と全く同じで、己の忍耐を鍛えるという目的が根底に存在します。

お寺なんかでよくお坊さんが、木魚をたたいているところなんかを見たことがある方は、一度は考えたことがあると思いますが、あれは相当の時間を要する作業です。

生半可の集中力ではもちろんできるものではありませんし、何より聞いている側も暇だと感じてしまうくらいなのですから、その点はお坊さんにしても同じなのです。

しかしそれを表に出さないという意味合いでも、写経によってその精神から鍛える必要があるのです。

つまりはそれらを普段から行うことによって集中力の向上と「読み理解する」という脳の活性の同時処理を鍛えているのです。

視写においてもその点は同じなのですが、これらはそれ以外にも実は意味がある作業だったのです。

◇仕組みを理解する学習法…?~視写から学ぶプログラミング学習法~

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視写というのは冒頭にも述べられた通り、お手本を書き写すだけの作業なのですが、それは言い換えるのであれば、もうすでにある「答え」を書き写す作業です。

これに何の意味があるのかというと、この書き写すという作業を行うことによってそれらのプロセス、足跡を追うことができるのです。

それによって、どのようにこれは組みあがっているのか…?という一種の答えを見ることができるのです。

数学の教科書などを見ていただければわかると思いますが、数学は最初、公式という「形」から学んでいく学習方法をとっています。

いきなり出題されるといったら計算問題くらいですが、ほとんどは公式から学び、使い方を覚えてから例題とかを学習しますよね…?

視写に関してもそれは同じで、書き写すという「形」から入ることで、文章の作り方や句読点の打ち方などを学んでいけるわけです。

入試にしたら、小論文などを書くケースがあるので、文章が苦手という方は、最初はとりあえず、完成された文章をマネてみるところから入る学習法…プログラミング学習法を行っていき、仕組みを理解する勉強法をとってみるのも一つの手になります。

現代は、何から何まで変化が速く、コンピュータやスマホ一つとっても普及スピードが尋常じゃありません。

一昔前のように、該当項目だけ覚えての学習法はなかなか厳しいものがあります。

ライバルと差をつけるためにも暗記だけの学習法はここらでやめて、仕組みを理解する学習法にシフトしてみるのはいかがでしょうか…?

◇本日の総括

では本日のまとめになります。
  1. 視写の基本は「見て書くこと」。
  2. 集中力の向上と脳の活性化という効果を視写はもたらす。
  3. それ以外にも副次的な要因として、「完成された」文章を見ることによってうまい文章の仕組みを理解できる。
以上の3点になります。

記憶力に頼る勉強法は、限界が訪れます。

というのも就職後にもいえることですが、社会という大きなコミュニティの前には、「たった一つの答え」というものは存在しません…

自分で見つけるしかないわけです。

それを見つけていくためには自分で考え理解する学習法が今後のためにも効果的だといえるでしょう。

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