年を追ってますます増える日本の学習範囲…
ゆとり教育にも終止符が打たれ、その遅れを取り戻そうと躍起になっている国が打ち出した政策は、当事者である者たちにとっては、大変困難な課題であります。
週休二日制を一部では廃止し、授業数も増加し、授業外での家庭学習時間は吸い取られるということになってきた現代…
そんな世の中でも、学習量は増えるばかりで、覚える項目も増えつつあり…
もちろん、そんな量をご丁寧に全部バカ正直に前から読んで、教科書や問題集の範囲を全て網羅するのには相当な労力と時間がかかります。
そこで今回は、そんな学習を少しでも最適化するために必要なプログラマー的発想を紹介していきます。
今後の学習のヒントになれば幸いです♪
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◇2020年にプログラミング教育必修化…?
来たる東京オリンピックの年でもある、2020年。
日本国は教育分野にプログラミング教育を必修化するのを目標として現在、都心部を中心に教育方針の見直しが行われています。
一部の小中学校では、授業によっては生徒一人一人にタブレット端末を持たせた授業を行っているところもあるそうです。
そんなプログラミング教育ですが、なぜ国はこれを躍起になって実現しようとしているのでしょうか…?
一応の目的の一つとしては、未来の子供たちに就労の幅をもうちょっと広い視野でもってもらおうという信念のもと、なされた教育方針であるといわれています。
もちろん、それ以外にも、現代の機械やIT分野の著しい発展のもとにそれを使いこなすだけの人材を作ろうというのも目論見の一つとして存在します。
だがしかし、少子高齢化で人口は減っていくばかり…
そこで考えられたのが、機械と人間で負担を分散させることにより、効率化を図ろうというものでした。
そこで必要になってくるのは、もちろんその機械の技術もさることながら、それを運用しようとする人間の力が不可欠になります。
運用する人は、少ない人員でこなす作業は無茶ぶりのものが多いときています。
そこで必要になってくる技術というのが物事における優先順位というものです。
◇タスク処理を効率化する
優先順位といっても、ただ出された課題の順番を変えればいいという単純なものではありません。
それだけでなく、同時にできるものは同一時間で作業を複数個行うのです。
例えば、現代文単語と英単語の暗記が必要な受験勉強を行う必要があったとしましょう。
ふつうの方式では、午前中は現代文単語を〇語暗記したら、午後は英単語〇語暗記。
明日はこれに追加して…
ってな感じで勉強されるかと思います。
このやり方が悪いわけではありませんが、このやり方ではどうしても終わった後の頭への定着率が高くありません。
人間の記憶のほとんどは、二日と持たずにほとんど忘れられてしまうものだといわれています…
つまり数回単語を羅列したのではまったく覚えません。
ではどうするべきか…?
別のやり方として、同時にこれらを行うのです。
「科目が違うのに同時に行うってどういうこと…?」
→例の場合でいえば、日本語と英語の関連性で覚えるのです。
つまりそれは、現代文単語を〇語覚えて、それについての英単語を覚え、逆に英単語を〇語覚えるときに、それについての日本語の意味についてを覚えようとするのです。
これにより、英語をチラ見しての学習だけでなく、日本語もガッツリ見て両方の意味から学習するのです。
英語は、日本語と異なり日常生活では決して使う場面は多くはありません。
であるならば、普段の勉強と関連付けて覚えていくことでもしない限りは、その場その場の勉強ではどうしても限界があります。
現に私たちは幼少期から、日本語を母国語として普段の生活で聞き慣れていたからこそ、自然に使えるのであって、その後のきちんとした学習は小学校など社会組織に属した時です。
つまり流れ的には言語は…
普段の環境で聞き慣れ学習→小学校などの教育機関で言語力や伝える力を養成といった順で養成されてきたのです。
この流れを知っているからこそ、英語を身に着けたい方はとりあえず海外という考えの方もいるのですね。
しかし、おいそれと海外に行ける時間もなければ、そんなお金をポンッと出せるほど経済力が高い家庭はそう多くはありません。
それを補う要素として、普段から目につくものを英語で表し、イメージが出来るように鍛え、かつ同時にタスク処理をしてしまおうというのがこのプログラミング的学習法です。
遠回りな感じのする学習法にも感じ、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、少しでも作業を最適化してみたい!という方は、ぜひ時間に余裕があるときにでも試してみてください。
今回は現代語と英単語の例で挙げましたがこれ以外にも、同時に勉強をすることもできる科目はやり方次第で無数にありますので、これらを参考にぜひ工夫した自分だけの学習法を確立してみて下さい。
◇本日の総括
では本日のまとめになります。
- 2020年日本はプログラミング教育を必修化する動きあり。
- それに伴って、従来の一つのタスクを片付けて次のタスクへといった各個撃破型の学習法は通じなくなってきており、同時処理ができるプログラミング的学習法が必要になってきている。
- 優先順位を考えた学習法と、何かに紐づけた学習で、めざせ最適化。
以上の3点になります。