受験勉強の進め方Ⅲ-⑳~大学受験勉強編Ⅱ-㉟<英文法攻略編㉟ 分詞攻略編⑤>~<119日目>

前回のおさらい

前回は、分詞構文についてまとめました。

分詞構文とは、分詞が文に説明を加える副詞のはたらきをするもののことを言うのでしたね。

分詞構文には、一言で分詞構文とはいっても、ものによっては役割が微妙に変化するのでした。

第一に、付帯状況、つまりその時点で行われていることと、連続していることを分詞で説明する文。

第二に、いつ起こったことなのかを表す文。

第三に、どういう理由でそうなったかを表す文…

などなど…

使われ方にもこのように多種多様あるので、前回の記事と合わせて場面場面での役割を見極めて、文章を作れるようにしていきましょう。

さて今回は、前回も予告してました通り、分詞攻略編最終回といたしまして、独立分詞構文について触れていきたいと思います!

こちらは、おさえる場面は限られた範囲になりますので、今回はかなり短めな記事になります。その点あらかじめご了承ください。

※PCから閲覧の方はお手数ですが、この記事右下の「>>>この記事の続きを読む」から全文表示させてからお読みください。
◇独立分詞構文とは…?

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独立分詞構文って聞くと、前回の記事でも書いた分詞構文の発展形?

→確かに発展形ではありますが…

私、分詞構文まだ理解しきれていないのに…

という心配はあまり必要のない分野となっています。

というのも、この独立分詞構文…

名前が仰々しい割には、型が決まっている分、使われるものが限られており、英語が苦手…という方でも型さえ暗記できれば、解ける内容になっています。

しかしそうはいっても入試での出題率はかなり高めの内容となっておりますので、英語が苦手という方は、この分野で点数を取れるようにしておきましょう!

◇独立分詞構文の使われ方

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独立分詞構文には二つの使われ方があります。

一つは、意味上の主語を分詞の前に入れるパターン。

意味上の主語というのでは分かりづらい…!

っていう方は、ながーい主語というものをイメージしていただければと思います。

ということで、まず、この意味上の主語を分詞の前に入れるパターンの独立分詞構文についてみていきます。

例1)All things considered,I'd rather be in this own. 「すべてのことを考慮すると、私はむしろこの町にいたい。」

本来は意味上の主語というと、長い主語を一文の最初に持ってくるものですが、この独立分詞構文に限っては、少し勝手が異なります。

"独立"というだけあって、カンマで、意味上の主語が独り立ちしてます。

これが第一のパターンの使われ方です。

この例1でいうなら、それは「All things considered」という部分になりますね。

本来、独立分詞構文とは、分詞構文で出る無駄な文字を最適化したものになるのですが、使われる場面が限られるせいか型がある程度決まっています。

この第一のパターンの使われ方でいうなら、

All things considered 「すべてのことを考慮すると」 

これだけおさえていればこっちのパターンは大体大丈夫といえます。

問題は二つ目のパターンです。

こちらのパターンでは慣用的に使われるパターンです。

例2)Generally speaking,Japanese people are polite. 「一般的に言って、日本人は礼儀正しい。」

こちらもカンマで独立分詞構文とSVの完全な文が分かれてますね。

使われ方として大きな違いはありませんが、こちらは一般的というか、普段の言葉で使われるような表現を訳で使ったような内容です。

以下は、入試でもよく出る表現ですので、例文と合わせて覚えておきましょう。

~入試でよく用いられる独立分詞構文~

・Frankly speaking (率直に言って) ・Strictly speaking (厳密にいうと)

・Talking of … (…について言うと) ・Speaking of ~ (~について言えば)

・Judging from … (…から判断して)

基本は、文章の一番前に来ることが多いですね…

大体は、穴埋め問題や整序問題で出題されることが多いので、この型を覚えておくだけでも点数は十分に取れますので、分詞構文が苦手だな~という方は、今の独立分詞構文の型だけでも覚えておくといいかもしれませんね…

◇本日の総括

では本日のまとめになります。
  1. 独立分詞構文は、分詞構文をさらに最適化したような文。
  2. しかし使われる場面が限られるため、型を覚えるだけで楽々点数獲得しやすく、かつ入試では頻繁的に出題される問題。
以上の2点になります。

今回で分詞攻略編が終了になりますが、いかがでしたでしょうか…?

分詞攻略編は、関係詞と同様、面倒くさい表現も多いので、英語が苦手な方には分かりづらい内容だったと思います…

私も英語の中でもこの単元は、受験時代、えらい苦しめられた部分ですので、今回、久々にこの内容の記事を書きながらも、また改めて要所要所の説明を考えるのに、言い回しがちんぷんかんぷんになっている部分もあります…(←おいっ!

読みづらい部分もあったと思われますが、最後までお読みいただきありがとうございます!

さて次回からは、この大学受験勉強編(英語)の最終章といたしまして、仮定法をお送りしていきます…

また次回も少しばかり読みづらい記事になると予想されますが、私も可能な限り、読みやすい記事をお送りしていきたいと思いますので、良ければ次回以降の記事も読んでいただければと思います…

それでは本日はこの辺で…

-END-

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