今回は、受験前には絶対知っておきたいことの一つとして、奨学金制度についてご紹介していきます。
今回の内容は、推薦で合格している方も、一般受験で受けられる方も絶対に読んでおいて損はない内容となっておりますので、ぜひ目を通して頂ければと思います。
特に大学受験を考えられている方、専門学校への入学を考えている方、家庭の事情で進路に悩んでいる方は参考にしていただければ幸いです。
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◇意外に見落としがち?~受験前には必ず知っておきたい奨学金制度について~
皆さんの家は、経済的に余裕がある方でしょうか?それともない方でしょうか?
多分、進路が続々と決まってきているだろうこの季節…中には、学費が支払えなくて進学はちょっと…という方も中には、いるかもしれません…
私自身も、進学はできたにしても、決して経済的に余裕があったわけではありませんでした。
というのも私自身、それまでは一人暮らしに必要な資金を貯めるためにアルバイトはしてきたものの、まさか自分自身で学費を払うハメになるとは思ってもいませんでした…
しかしとある事情で受験直前期になって払うことになった私は「ある制度」を使うことによって、1年目から休学も検討…という状況から無事進学&通学することができました。
そう!その制度こそ…
「奨学金制度」
というものです。
◇奨学金制度って何っ?
奨学金って言葉を皆さんは聞いたことはありますか…?
多分、言葉だけなら…という方も中にはいるかもしれません。
奨学金制度とは、学習意欲のある学生に対し、学費や生活費の一部(ないし全額)を給与・貸与してくれるというもので、経済的負担を軽減するというもの。
奨学金制度は、専門学校・大学問わず、調べれば大体どこの学校でも取り入れている制度になります。
中でも貸与型(奨学金の種類については次章参照)は、書類の提出とかは給与型同様あるものの、成績が悪くても、ある程度の成績を収め続けられれば、問題なく借りられます。
ですので、学校選びをするときはこういう点を重視してみるのもひとつのコツになります。
◇「給与型」奨学金と「貸与型」奨学金の違いとは…?
しかしそうはいっても奨学金には種類が存在します。
奨学金には大きく分けて三つの種類が存在します。
ひとつは「給付型」奨学金。
こちらは、学内成績である一定の優秀な成績を収めている学生を中心に使える制度となっており、限られた定員数しか応募できないです。
ちなみに、基準としては高校の成績が5段階評価であるならば、4前後は取っていないと審査に通らないことが多いです。
ただし、学校によっては、2年次以降は、所定単位数の取得をキープすることによって、高い成績評価でなくても応募することもできるところもあります。
二つ目としては「無利子貸与型」奨学金。
こちらは、貸与という形なので、卒業後に返還義務を課せられるタイプの奨学金です。
しかし、貸与といってもこちらの場合は、利子が取られないタイプのものになります。
なので、借りた分だけを返していく形になります。奨学金を貸しているので一般的な、独立行政法人日本学生支援機構ではこれを第一種奨学金(ちなみに第二種は後述する有利子貸与型)と呼称しています。
ちなみに基準としては、こちらは5段階評価なら、3,2~3,5前後はないと審査に通らないことが多いです。
三つ目としては「有利子貸与型」奨学金。
こちらも、貸与という形なので、卒業後に返還義務を課せられるタイプの奨学金です。
ただしこちらの場合は、それに加えて、一定の利息も加えて返していくタイプになります。
独立行政法人日本学生支援機構で例を挙げるなら、利息は3%を上限としています。
ただしそうはいっても、3%と聞いてホッとするかもしれませんが、借りる額が借りる額なので、結構な金額になります…
しかし、負担が大きい分、成績の基準としては、5段階中3以下でも審査は理由がしっかりしているなら一応通ります。
このように、外の経済的援助があるため、ウチ金ないんだよな…という方でも進学は可能となります。
◇STOP!借りる前に確認したいこと
「じゃあさっさと借りる手続きをして進学しちゃお!」
という方…STOPです。
確かに奨学金は、経済援助を目的としたものではありますが、あくまで国からお金を「もらう・借りる」という立場を忘れないようにしましょう。
特に「借りる」人は、必ず、後で「借りたものを返す」というのを忘れないでください。
奨学金はあくまで、在学中の手助けをする制度ではありますが、いってしまえば、「借金」でもあります。
なので、借りる際は安易な気持ちで借りず、社会に出たとき必ず自分で返すんだという意識は忘れないようにしましょう。
◇本日の総括
では本日のまとめになります。
- 経済的余裕がない人のために「奨学金制度」はある。
- 奨学金には、「給付型」奨学金、「無利子貸与型」奨学金、「有利子貸与型」奨学金の大きく分けて3種類がある。
- 奨学金はあくまで「借金」。なので必ず卒業後には返すことも忘れずに!
以上の3点になります。
今回は奨学金というものについて簡単に解説しました。
次回は、奨学金の借り方、借りる料金の設定方法について解説します。
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◇奨学金についてもっと詳しく知りたい方へ
今回の記事で奨学金についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ下記のサイトも参考にしてみて下さい。
独立行政法人日本学生支援機構 - JASSO→http://www.jasso.go.jp/